HOME > 工業関連のフッ素樹脂コーティング > 耐食について
耐食とは腐食を防止することをいいます。
過酷な環境にも適応できるようにするための耐候性、化学プラント向けの用途や不純物の溶出防止、内容物の保護など、幅広い分野で活用されています。
耐食にはテトラフルオロエチレンとヘキサフルオロプロピレン(どちらもフッ素樹脂原料)が共重合したFEPとPFAやETFEなどが多く利用されています。
FEP、PFA、ETFEに関する詳細は「FEPについて」「PFAについて」「ETFEについて」ページにてご覧ください。
FEPについてはこちら PFAについてはこちら ETFEについてはこちら
フッ素樹脂の特色である耐食。
ほとんどの化学物質に侵されない耐食の性質に加えて、耐薬品性、耐候性などの性質から様々な用途に使用されております。耐食の場合には、コーティング前のチェックは目視だけでなく薬液を使用します。
耐食用途で使用する場合、ピンホールレスのコーティングが必要。 そのためには基材や溶接部にヒビやカケがあることはもちろん、溶接の巣やバリがあってもコーティングできません。 これらチェックは目視だけでなく、薬用液を使用したカラーチェックで検査します。 万一不具合個所があると、画面のように赤く反応します。
コーティング後、ピンホール検査を実施して、ピンホール探知機でピンホールの有無をチェックします。
また、お客様のご要望があれば、膜厚の検査をします。
圧力を検査する際に、測定する薬品などによって腐食してしまい困る。
耐薬品性の向上により、検査の際に腐食することが少なくなりました。
メッキ加工時は、タンクに溶剤を入れてから製品を入れメッキ加工を行うが、その際に金メッキだと溶
剤が付着し、そのまま腐食を招いてしまう。そうなると、次にメッキ加工する際に品質
の落ちたメッキができてしまう。
また、廃液中に高価な金などが流出し、大きな経済的ロスが発生した。
当社の大規模サイズの焼成炉を使用することで、大型のメッキタンクを焼成することができました。
メッキタンクに耐食性を効果的に施すことで継続的な使用を可能にし、常に性能の高いメッキを施すことが可能になりました。
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